<前編>判定にイライラしなくなるファウルの見分け方「10+3の法則」【サッカーのルール】

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審判が判定するファウルに「何で?」と疑問に思ったり、「こっちじゃなくて向こうのファウルでしょ!」と、イライラしたことはありませんか?

納得できる判定もあれば、納得できない判定もあって、判定の理由がよく分からず、モヤモヤすることも多いのではないでしょうか。身体の接触を伴うファウルは試合で何度も見られますので、ファウルが起こるたびにストレスを感じてしまいがち。

「10+プラス3の法則」を理解すればファウルの理由が分かるようになって、試合中に感じるストレスを減らすことができます!

というわけで、身体の接触を伴うファウルの見分け方について、前編と後編の2回に分けて説明していきます。前編ではファウルと判定されるプレーの種類を、後編ではファウルと判定される接触の程度、について説明します。

既に、前編を読んだという方は、後編をご覧ください。

Image Faul<後編>判定にイライラしなくなるファウルの見分け方「10+3の法則」【サッカーのルール】

ファウルの種類を理解しよう

身体の接触を伴うファウルには、大きく分けて次の2つがあります。

  • 接触の程度によってファウルと判定されるプレー
  • 行為そのものがファウルと判定されるプレー

つまり、選手同士の接触の程度によってファウルかノーファウルかが決まるプレーと、程度は関係なく行為そのものがファウルになるプレーがある、ということです。

「”行為そのものがファウル”ということは、やった瞬間にファウルとなるプレーがあるの?」と、驚いた方もいるのではないでしょうか。

接触の程度によってファウルとなるプレーと、行為そのものがファウルとなるプレー。ここからは、表を使って説明していきます。

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接触の程度でファウルとなるプレー

相手に対して、不用意に・無謀に・過剰な力で、のいずれかでプレーしたと審判が判断した時にファウルとなります。

該当するプレーの種類は7つです。

No.1~3 蹴る・つまずかせる・押す

分かりやすいので、説明は不要ですね。

No.4 打つ

イラストではグーパンチで殴ってますが、実際の試合でこんな殴り方をしたら、程度に関係なく問答無用でレッドカードが出てしまいますね(苦笑)
「打つ」より「叩く」という表現の方が分かりやすいかもしれません。グーパンチではなく、腕や肘を使って相手を打つ(叩く)プレー、と理解しましょう。

No.5 飛びかかる

ボールが空中にある時に起こりやすいファウルです。赤色の選手のプレーが、ヘディングなのか、相手への体当たりなのか、を見極めることが大切です。

イラストでは、どちらのファウルか簡単に分かりますよね? そうですね、赤色の選手のファウルです。

ところが、プレーによっては青色の選手のファウルになることがあります。

試合中に、ジャンプの競り合いで発生したファウルの判定に対して、「こっちじゃなくて向こうのファウルでしょ!?」と思ったことはありませんか?

例えば、何もファウルが発生していない状況で、青色の選手意図的にジャンプせずに身体をかがめることによって、赤色の選手がバランスを崩したり着地に失敗したとしたら、どちらのファウルになるでしょうか。この場合は、青色の選手のファウルになります(チャージする 又は つまずかせる に該当)

ジャンプの競り合いの時には、次のポイントに注意してファウルかどうかを考えましょう。

・ヘディングするためのジャンプかどうか

・意図的に身体をかがめるなどによって、相手の邪魔をしていないか

No.6 チャージする

肩を使って相手の肩に接触するプレーは、正当なチャージとして認められています。

イラストでは肘を使っていますが、肩以外を使って相手の肩以外に接触して、相手のバランスを崩すプレーと理解しましょう。

チャージに該当するプレーがあった時、次のポイントを見極めることが大切です。

・肩を使って相手の肩にチャージしているか

・腰やお尻などの肩以外の部分を使っていないか

・相手の背中や腰などの肩以外の部分にチャージしていないか

No.7 タックルする

いわゆる、スライディングですね。相手からボールを奪う時に、よく見られるプレーで、スライディング自体は認められています。

ただし、ボールに接触していればプレーとして必ず認められる、という訳ではありません。

よく、「ボールにいってるからノーファウル」「相手より先にボールに触ってるからノーファウル」と言う人がいますが、これは間違った認識です。

例え、ボールに触れていても、相手より先にボールに触っていても、相手への配慮がないスライディングはファウルになります。

行為そのものがファウルになるプレー

程度は関係なく、相手に対して行うことでファウルになるプレーです。

該当するプレーの種類は3つ

No.1 相手を妨げる

ボールをキープするために身体を入れて相手をブロックする、というプレーは試合中によく見られます。この場合、ボールに対してプレーすることを目的としたブロックであればノーファウルです。

ただし、ボールに対してプレーする意思を全く感じさせない、相手の進路を邪魔することだけを目的としたブロックは、相手を妨げたとしてファウルとなります。
例えば、ボールが自分から離れていくにも関わらず、ボールを追うのではなく、ボールを追いかける相手をブロックして妨げるプレーが、これに該当します。

いつでもボールに触れられる距離を保ってボールをプレーしようという意思を感じるかどうかが、見極めのポイントになります。

No.2 相手を押さえる

イラストにあるように、手や腕などを使って相手を押さえこむプレーです。

なぜ、相手を押さえるのがファウルになるかというと、ボールをプレーするという意思を感じさせない行為だからです。

ボールをプレーするよりも、手で押さえることで相手への邪魔を優先した行為のため、ファウルとなります。

また、相手のユニフォームを引っ張る行為も「相手を押さえる」に該当します。

「相手を押さえる」というプレーは、試合のカテゴリーごとで許容されるレベルが変わるように思います。小学生であれば手で押さえた瞬間にファウルを取られることが多いですし、Jリーグのようなトップレベルであれば「押さえることによって、結果として何が起こったか」まで見極めて判定しているように感じます。例えば、フォワードの選手がシュートを打てるチャンスの場面で、ディフェンスに手で押さえられることによってシュートを打てなかったらファウルとなる、というものです。

No.3 ハンド

「相手を妨げる」「相手を押さえる」と同じく、ボールを正当にプレーするという意思を感じさせない行為のためファウルとなります。

ハンドの判定基準については、なぜ?手にボールが当たったのにハンドにならない理由とは【サッカーのルール】 にまとめていますので、併せて読んでみてください。

まとめ

接触があった時にファウルと判定されるプレーの種類を、理解できましたでしょうか。

後編にいく前に、もう一度、確認しましょう。

  1. 接触の程度によってファウルとなるプレーは7つ
    ①蹴る ②つまずかせる ③押す ④打つ ⑤飛びかかる ⑥チャージする ⑦タックルする
  2. 行為そのものがファウルとなるプレーが3つ
    ①相手を妨げる ②相手を押さえる ③ハンド

ファウルに該当するプレーの数は、合計10種類

「10+3の法則」の10は、ファウルになるプレーの種類を表した数字だったんです。

10種類のプレーを、全て暗記する必要はありません。こんなプレーをしたらファウルになることがあるんだなぁ、と理解できていればOKです。ここまで読んでいただいたのなら、10+3の法則を8割理解できたも同然。

後編は、接触の程度によってファウルとなるプレーについて、どの程度の接触ならファウルと判定されるのかを説明します。

後編も読んで、10+3の法則を完璧に理解してくださいね。そして、審判が判定するファウルを見極められるようになって、今まで以上にサッカーの試合を楽しく観戦しましょう!

補足
行為そのものがファウルとなるプレーの種類について、試合中によく見かける「相手を妨げる」「相手を押さえる」「ハンド」の3つに絞って説明しました。

後編は、こちらをご覧ください。

Image Faul<後編>判定にイライラしなくなるファウルの見分け方「10+3の法則」【サッカーのルール】

[引用資料] 出典:

#1 ホームメイト 住まいの用語辞典 サッカー用語集 キッキング

#2 ホームメイト 住まいの用語辞典 サッカー用語集 オブストラクション

#3 スポランド  サッカー図鑑 ファウル・不正行為のルール

競技規則
  • 第12条 1.直接フリーキック

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