バックパスをキャッチしても反則にならない2つの例外【サッカーのルール】

Image Backpass

MEMO
この記事は、競技規則2018/19 に基づいています

味方からのバックパスなのに、ゴールキーパーがボールをキャッチしても反則にならないことがありますよね。

通常、手でボールを扱えるペナルティーエリア内であっても、ゴールキーパーが味方からのバックパスをキャッチすると反則になります。

では、反則になる場合とならない場合で、何が違うのでしょうか?

この記事では、反則にならない例外について説明していきます。


反則にならない2つの例外

味方からのバックパスをゴールキーパーがキャッチしても、反則にならない例外は2つです。

  1. 味方が、足ではなく、頭や胸を使ってのパス
  2. 味方が足で蹴ったが、ゴールキーパーに向けた意図的ではないパス

①頭や胸を使ってパスした

例として、敵からのボールを、ディフェンダーが頭や胸を使ってゴールキーパーにパスするシーンが挙げられます。試合中に、時々見かけることがありますよね。

バックパスには違いないですが、足以外でパスしたボールなら、ゴールキーパーはキャッチすることができます。

②足で蹴ったが、意図的なパスではない

この例としては、ディフェンダーが前方に蹴ろうとしたところ、ミスキックとなって上空に舞い上がったボールをゴールキーパーがキャッチするシーンが挙げられます。こんな時、攻撃側の選手は「今のバックパスじゃないの!?」と審判にアピールすることがありますよね。

味方のキックが、ゴールキーパーへの意図的なパスだったのか、それとも結果的にゴールキーパーがキャッチできた偶発的な状況だったのか、がポイントです。

意図的かどうかは、意思があるかないかです。当然のことながら、人間は、他人の心の中を読むことはできません。

そのため、審判は、味方がキックした時の状況を見て、そのキックがゴールキーパーに向けた意図的なパスだったのか、偶発的なものだったのか、を判断します。

審判が意図的なパスと判断した場合に、反則となります。

膝や脛でパスした場合は、どうなる?

膝や脛でパスした場合は、バックパスの反則に該当するのでしょうか。

ゴールキーパーへの意図的なパスであっても、膝や脛によるパスは、反則にはなりません。足首を含めた、くるぶしからつま先にかけて蹴られた場合に、反則となります。

Image Foot

Q&A

ゴールキーパーへの意図的なパスとして、味方が足(足首から下の部分)で蹴ったボールに、ゴールキーパーがキャッチではなく手で触れただけなら?

反則です。キャッチすることも手で触れることもできません。


ゴールキーパーへの意図的なパスとして、味方が足(足首から下の部分)で蹴ったボールを、ゴールキーパーが足で止めてから手でキャッチしたら?

反則です。一度、足でボールを止めたとしても、続けて手でキャッチすることはできません。


味方が、足で保持していたボールをゴールキーパーに渡す意図をもって頭でパスし、ゴールキーパーが足で止めてキャッチしようとしたら?

反則です。更に、ルールの裏をかくことを目的とした悪意のある行為として、パスした選手は警告(イエローカード)。また、ゴールキーパーがボールを手で扱ったかどうかは関係なく、警告の対象となります。

滅多にお目にかかれないシーンですが、フランス1部リーグの試合で、実際に警告を受けた選手がいます。YouTubeの映像をご覧ください。画面右側にいる赤色の選手に注目して見てみましょう。

参考 Le carton jaune improbable mais justifié de Marco VERRATTIYouTube

まとめ

バックパスをキャッチしても反則にならない2つの例外を、理解できましたでしょうか。

最後に、もう一度確認しましょう。

  1. 味方が、足ではなく、頭や胸を使ってのパス
  2. 味方が足で蹴ったが、ゴールキーパーに向けた意図的ではないパス

バックパスで反則になるのは、味方が、足首から下の部分を使って、ゴールキーパーに対して意図的なパスを出して、そのボールに手で触れた場合です。

悪意なく脛から上でパスしたボールや、偶発的にゴールキーパーが手で触ることができた場合は、反則にならないことを覚えましょう。

審判は、キックの状況を見て意図的かどうかを判断します。試合でバックパスを見かけた時には、ゴールキーパーがキャッチできるボールかどうか、ぜひ考えてみてください!


競技規則
  • 第12条 2.間接フリーキック
  • 第12条 3.懲戒処置 反スポーツ的行為に対する警告
  • 用語集 サッカー用語 キック(Kick)

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